非エンジニアのLifeLog/LifeHack

総合建設会社で建築構造設計者としてキャリアをスタートさせ、現在は採用事業・紹介事業を通して人のキャリアを手助けしている僕が、備忘録として残しているだけのブログです。それが結果的に、どこかでだれかのためになれば良いと思っています。仕事をもっとラクにして、人生をもっと楽しくするために、ライフハックを続けていきます。

ベース構築期に何を捨てるか?

前回は、「当たり前レベルを上げると仕事がラクになる」という記事を書きました。すると、その直後に面談をした学生がこんなことを話していました。

http://nn-lifelog.hatenablog.com/entry/2019/01/13/083205

 

『「働きやすさ」を就活では大切にしています。』と。僕は本当にひねくれているので、「働きやすさ」などという環境要因で決まってきたり、どう判断するかもイマイチ明確ではない回答が来ると、深掘りしたくなるんですね。

 

基準は人それぞれだと思いますが、条件や福利厚生が良ければ働きやすいんでしょうか?副業が認められていたり、テレワーク制度があったりしたら働きやすいんでしょうか?

 

人間て本当にワガママなので、どんなに良い環境でも「もっとこうだったら良いのにな。。。」と思うことが必ずあるでしょう。「本当はこうしたいけど、制度上こうしないといけないからな。」と感じることもあるでしょう。

 

ただし、それって「そりゃそうだよな」って感じですよね。だって、会社というのは「組織・チーム」なのですから、個人の好き勝手に全社員が行動していたら、規律も何もなくなってしまいます。会社には規定があり、ある規律の元で行動することが求められます。

 

で、話を戻しますが、「働きやすさ」って結局、前の記事で書いたことですが、「信頼」の上に成り立つものだと思います。なので、「働きやすさを求める」のではなく、「働きやすさを作っていく」という考え方を持ったら良いんじゃない?と、面談した学生には伝えました。

 

 

前振りが長くなってしまいましたが、、、

 

今回書きたいのは、「ベース構築期に何を捨てるか?」ということです。

 

本田直之氏は著書「ノマドライフ」で、「ノマドライフまでの6つのフェーズ」を以下のように定義しています。

※ここではあくまでもノマドライフを目指すという前提ですが、中身を読んでいくと、要は「自分が考える理想の人生を送るための6つのフェーズ」と置き換えることができます。

 

ノマドライフまでの6つのフェーズ

①ベース構築期(5年間)

②方向性の模索期(3年間)

③未来につながる実績を残す時期(5年間)

④転換期(2年間)

⑤実践期(5年間)

⑥シェアの時期

 

この6つのフェーズを経て、自身の理想の人生が叶っていくと仮定すると、第1フェーズの大切さを痛感します。何事もベースが大切で、ここで確固たるベースを作っておかなければ、先には進めません。

 

そして、この第1フェーズでは、どのように時間を使っていくかが重要になってきます。

 

僕の話になりますが、大学院修了後は東証一部上場企業に入社し、高校1年生の頃から夢見ていた建築構造設計者としての仕事に従事しました。この会社にいた3年間は、平日は仕事をし、土日はサッカー・フットサルを毎週やるというような生活をしていました。もちろん、自己研鑽や一級建築士の勉強を毎週やりながら、空いてる時間を見つけて蹴るというような生活です。サッカーやフットサルは小学3年生の頃からやっていたので、社会人になっても趣味として続けていました。

 

今思うと、もっとやるべきことがあったなと思う一方で、社会人3年間でそのような生活をしてきたからこそ今の自分があるので、全く後悔していない自分がいます。

 

僕にとっては転職してからが第1フェーズのスタートで、今の会社に勤めるタイミングで捨てたことがあります。それは、毎週のようにやっていたフットサルです。仕事がないお休みの日に仲間と集まってフットサルをすると、時間の消費量が多いんですね。この第1フェーズは、ベースを作る時期であり、たくさんのことをやる余裕がないので、何かに集中することが良いんです。要は、何かを捨てる必要があるということ。僕は、仲間とボールを蹴る時間を「とりあえず」捨てました。毎週だったのが1ヶ月スパンになり、数ヶ月スパンになり、半年スパンになり、1年スパンになり、、、という感じで、頻度を少なくしていきました。

※「とりあえず」というのは、後のフェーズでこの時間を取り戻しに掛かるという意味合いがあります。

 

「社会人3年間でそのような生活をしてきたからこそ今の自分がある」ということを上で書きましたが、これがどういうことかと言うと、数ヶ月間や1年間や数年間ボールを蹴る時間がなくても、「いつかまたみんなで集まろう」と思える仲間を作れたという意味です。これは、今後の人生において、どんなことがあっても崩れない絆ですね。今の僕が仲間とボールを蹴る時間を捨てることができているのは、この絆があるからです。

 

このフェーズて時間やお金の取られることをあれこれやってあると、「インフラとしてのスキル」が身に付かず、先のフェーズに進まなくなります。

 

ちなみな僕自身は転職して3年間が経とうとしています。ベース構築期としてのメドはあと2年間なので、この3年間で構築してきた「インフラとしてのスキル」を深掘りしながら、仕事面だけでなく生活面におけるスキルを肉付けしていく計画です。

 

みなさんは、どんな「インフラとしてのスキル」を身に付けますか?そして、「インフラとしてのスキル」を身に付けるために何を捨てますか?

 

考えてみる価値はあると思います。

 

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