非エンジニアのLifeLog/LifeHack

総合建設会社で建築構造設計者としてキャリアをスタートさせ、現在は採用事業・紹介事業を通して人のキャリアを手助けしている僕が、備忘録として残しているだけのブログです。それが結果的に、どこかでだれかのためになれば良いと思っています。仕事をもっとラクにして、人生をもっと楽しくするために、ライフハックを続けていきます。

「仕事は人生を良くするための手段」という認識を持つと仕事に対する意識が変わるはず

「仕事は人生を良くするための手段」

これは、採用担当として企業説明会でも伝えていること。

 

TOKYO MXのモーニングCROSSにゲストとして出演されている古谷経衡さんも、先日の出演時に何度も発言されていました。

古谷 経衡|タレント|プロフィール|オフィス・トゥー・ワンwww.oto.co.jp

僕はいつも、古谷さんの本質を突く的確な話を楽しみにしています。

 

 

普段から「何のために働いているのか?」ということを意識し、「将来の自分はこの業務をやっているのか?効率化できる業務はAIに任せていける状況になった際の自分の存在価値はなんなんだ?」ということを考えて仕事へ臨んでいます。

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そのような意識を持っている理由は、タイトルにもあるように「人生を良くするための手段」として仕事を捉えているからです。

 

そこで今回は「人生を良くするための手段」としての仕事の捉え方について、僕の意見を少しだけ交えながら考えてみたいと思います。

 

 

 

目次

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1.仕事は人生を良くするための手段であるべき

  • 仕事のやり過ぎで過労死、、、
  • 月の残業80時間超え、、、
  • 休日出勤も当たり前、、、
  • 家族との時間を犠牲にして、、、
  • etc...

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これらの問題は最近に始まったことではないはずですが、ニュースなどを見ていると、ここまで問題が顕在化してきているのは最近の話だと思います。

 

仕事をすることで死に至るというのはあってはならないことですが、それ以外の問題は決してそのこと自体が良くないことではないと思っています。

何を大切にして働いているかは、人それぞれだからです。

 

僕は父親の仕事の都合で小学校を3校(群馬県高崎市、北海道旭川市新潟県燕市)通った転勤族でした。

当時の僕は転勤についてそれほど深く考えたことはなく、今まで過ごしていた環境を離れる寂しさと、新しい環境へ向かうことができるワクワクを感じる程度でした。

 

ただ、転勤ということについて家族を持った今のタイミングで考えると、仕事と人生の問題になってくるのだと実感します。

 

転勤になるということは、いわゆる「総合職」として働いているからであり、企業において年収や役職が上がっていく「キャリアアップ」の道に乗っているからこそ、企業の指示によって働く環境が変わることを意味します。

 

企業の規定によりますが、「結婚しているから」「子供がいるから」などの事情が考慮されないことがほとんどですよね。

ということは、企業マターで自身の暮らしに大きな変化が訪れるということ。

 

僕の前職でも、若手のうちに地方支社での業務を経験し、中堅クラスになったらまた本社に戻ってきて地方での経験を還元しようという流れができていました。

僕ももう少し勤めていたら、今頃どこにいたのか、、、

 

ここで勘違いしてもらいたくないのは、企業マターで自身の暮らしに変化が訪れることが悪いというわけではないということです。

社会人として与えれた役割をまっとうすることがプロフェッショナルであり、コミットしたことを最適だと思われる手段で何が何でも達成させていくということが求められます。

転勤や異動というのは企業戦略の一環としておこなわれるわけであり、その指示に対して逆らうというのは組織に所属する存在としては適切な判断ではありません。

自己中心的でしかありません。

 

何が言いたいかというと、

「総合職として就業していて、転勤を指示されて不快に感じた。」

「一般職や地域職として就業していて、転勤はないけど給料が低い。」

などの不満を持たない為に、

「自身がどのような認識で仕事を捉え、どのようなフィールドで与えられた役割をまっとうしたいと思うか?」

ということについて、自分自身の考えを持つべきだということです。

そうすれば、置かれた環境に対して不満を持つこともないでしょう。

 

様々な考え方があるとは思いますが、この記事で伝えたいのは、今回のブログのタイトルにもある「仕事は人生を良くするための手段」という認識についてです。

 

ここで考えるべきは、

「自分にとって良い人生とは?」ということ。

仕事において、この「良い人生」を達成させるための動きを取れればとても良い状態だと思います。

それこそ、良い人生というのは自身の年齢や置かれた状況によっても変わってくるでしょう。

ただ、一貫して言えるのは、自身の達成させたい良い人生に向かって努力するからこそ一貫した努力を続けられるということです。

 

以前、企業の採用ブログでも書きましたが、「がむしゃらな努力は無駄だ。一心不乱に根性だけで練習に没頭したことは一度もなかった。やるべきことを精査し、効率性を重視しながら、練習を積み重ねていた。by桑田真澄」という言葉がしっくりきます。

good-crew.hateblo.jp

  

 

それではここから、「人生を良くするための手段として捉える仕事」について、具体的な事例をピックアップして説明していきたいと思います。

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2.「ダウンシフティング」という考え方

アメリカには「Downshifting (ダウンシフティング)」という考え方があるようです。

これは「自分の生活を第一にするためにあえて給料を下げて自分の時間を作る」という考えです。

 

タイトルにもあるように、仕事をお金稼ぎだけの手段としてではなく人生を良くするための手段だと捉えると、給与を下げてでも自身の生活を第一に考えたくなるわけです。

 

残業代でお金を稼ぎたいから残業を増やす、そうするとプライベートの時間がなくなって人生の充実が感じられなくなってしまう、なおさら仕事とプライベートを分離して考えるようになり、お金を稼ぐ為の手段として仕事を捉えるようになってしまう、、、

 

このスパイラルには入りたくないと思う人はある一定数はいると思います。

僕自身も、会社での仕事に縛られることで家族との時間を疎かにすることだけはしたくないと思っています。

 

ただ、仕事を軽視しているというわけではなく、あくまで自分の人生を豊かにするための手段として仕事があるわけで、仕事において成果を出すことは大前提だと思っていますし、与えられた役割の中でいかに成果を最大化させることができるのか?ということを常に考えています。

 

ダウンシフティングの考え方と少しずれるかもしれませんが、「大手企業の総合職として企業への貢献に奔走し、収入の保証はあるけど家族と一緒に過ごす時間が削られていく生活を過ごす。」のか、「自分の生活を第一にするために一時的に給料を下げてでも自身の価値を作ることを考え、中長期的な視点で見た時に企業の価値ではなく自身の価値を活かして、望む収入を得ることのできる仕事をしながら家族との時間を大切にする生活を過ごす。」のか。

 

結局は、どんな人生を送りたいかで仕事に対する姿勢が変わってくるということですね。

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3.「ライフワーク」「ライスワーク」という考え方

尾原和啓さんの「どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール」という本で知った考え方です。

 

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール

 

 

◆ライフワーク

⇒生きがいとしての仕事

◆ライスワーク

⇒食べるための仕事

 

『ライフワークだけで食べていけないのであれば、自分の時間の何割をライスワークに割いて、何割をライフワークに割くのかというポートフォリオマネジメントが大事になってくる。』

 

『人生を賭けるライフワークは、それに取り組むだけの価値のある仕事だからアウトプットするまでに時間が掛かるし、難易度も高くなる。「ライフワークに寄せすぎると稼ぎが減るから、ライスワークを2割くらい入れようか」「ガシガシ稼ぎたいからライスワークを8割くらいにしようか」などのバランスを設定する必要がある。』

 

『お金がもらえることと、自分が好きなことや得意なことは違うもの。だから、ライスワークからスタートして、徐々に自分の好きなことを増やしていく。好きなことに時間を避けるようになると、それが得意なこととなり、得意で好きなことでお金を稼げるようになる。いつかは生きがいを感じるライフワークが100%の人生を実現させよう。』

 

以上、本から引用させていただきましたが、「ライフワークが100%の生活」というのが僕の思う理想です。

 

具体的には、

「やりたいと思う仕事を、好きな場所で、好きな時に、一緒に仕事をしたいと思える人と一緒にする。」

という状態です。

 

年功序列で退職金をもらって第二の人生を歩む」という人生から離脱した今、僕自身は自分自身の価値を創出して、ライフワークで稼ぎながら理想の生活を送る為に、ライスワークをライフワークに繋げつつ毎日を過ごしています。

 

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4.「セルフリーダーシップ」という考え方

「仕事は人生を良くするための手段」ということについて書いていますが、ここで言う「人生」とは誰の人生のことを指しているのか。

 

もちろん、一緒に働く仲間やマネージャーであれば部下の人生のことを指しているかもしれません。

 

ただ、最終的には「自分の人生」が良い状態にならなければ意味がありません。

 

結局は、自分自身が自分の目的と価値観から方向性を定め、自分の強みを活かし、周りの人々とつながっていくことが重要です。

 

自分自身はどのような人生を送りたいのか?

 

この定義を決めることで、どのようなキャリアの歩み方をしていくのかが決まってくると思います。

 

そこで僕自身が大切にしているのは、「セルフリーダーシップ」というキーワードです。

self-leadership.jp

 

以前、セルフリーダーシップに関するセミナーを受けた際に印象的だったのは、「自分自身の下した決断を自分自身が認識することが大切」「興味を持つことをしないと情報は入ってこない」「自分の考えを相手に伝えてみると相手は意外と快く受け入れてくれる」「いかに自分から向かっていけるかどうか」ということです。

 

ここで大切になってくるのは、「仕事において自分自身がどのような役割を与えられていて、その上で自分は何をゴールに設定するのか?そして、自分自身がどうなりたいか?」ということを明確にすること。

 

上記サイトの言葉を借りると、「セルフリーダシップとは、他者を導くリーダーシップではなく、自分の目的と価値観から方向性をしっかり見つめ、自分の強みを活かし、周りの人々とつながっていくこと。セルフリーダーシップは、人生すなわちキャリアで非常に大きな位置づけになる。」

 

この「セルフリーダーシップ」という考え方は、「仕事は人生を良くするための手段」という認識を持つ上で非常に重要な考え方だと考えています。

 

上記のサイトには「セルフリーダーシップテスト」という簡単なテストがあるので、是非アクセスしてみてください。

 

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5.まとめ

この記事で取り上げた「ダウンシフティング」「ライフワーク&ライスワーク」「セルフリーダーシップ」、全ては「自分で自分の人生をコントロールできる」という状態につながってくると考えています。

 

自分で自分の人生をコントロールするために、自身の仕事のおけるキャリア形成が大きく関わってきます。

 

人生を良くするための手段として、どのように仕事と向き合っていこうと考えているのか?

 

僕自身も企業の採用に携わっている身として、様々な方の考え方を知って知見を広げてまいります。

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「仕事は人生を良くするための手段」という意識を持てたことは、「いかにして効率良く仕事を終わらせることができるのか?」というライフハックを考えるキッカケにもなったことなので、このような記事を書きました。

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今回の記事に関して考えを持っている方は、是非とも教えて頂きたいと思います!